新社会人に贈る言葉082009/04/13

 《まず善良な市民たれ》

 民間企業に就職した場合でも、公務員になった場合でも、あるいは他の仕事に就いた場合でも、一人前の社会人として認められるためには、まず善良な市民でなければなりません。善良な市民であることが社会人としての絶対条件です。仕事ができる・できない、仕事がある・なしにかかわらず常に善良な市民であることが求められます。
 但し善良な市民といっても、その姿は一様ではありません。どの姿を理想と考えるかは皆さん自身の判断に委ねられています。善良な市民の姿は、皆さんのこれからの生き方そのものでもあるのです。以下に典型的な4つのタイプを挙げておきます。堅苦しく考える必要はありませんが、あまり安直に考えるのも感心しません。戒めを忘れたり軽い気持で無視して、辛酸を嘗めた人が少なくないからです。

○タイプ1:ことさら法を犯さない。仮に法を犯してまで楽しもうとか儲けようとか得をしようとか考えることがあっても決して実行はしない。(善良な市民としての必要条件)
○タイプ2:(タイプ1の内容に加えて)選挙での投票は市民の義務と考えるが、政治への関心は国政に限定されることが多い。
○タイプ3:(タイプ1の内容に加えて)選挙での投票は市民の義務と考え、市区町村政から国政まで幅広く関心をもつ。
○タイプ4:自分の居住する地域が安全かつ清潔であるよう願って自治会や町内会の活動、地域のボランティア活動にはできるだけ参加する。

補食の罪(1)2009/04/13

 生物が他の生物をつかまえて食べる「捕食」の話ではありません。人間の話です。学校給食法施行規則第1条3項に規定する「補食給食」(完全給食以外の給食で、給食内容がミルク及びおかず等である給食をいう)の話でもありません。保育園児の話です。幼子に切ない辛い悲しい思いをさせている罪な大人の話です。
 延長保育や時間外保育を実施している保育園では一般に夕方6時を過ぎると園児に「おやつ」として軽食を出します。これが「補食」と呼ばれるものの大人側から見た説明です。帰宅後に予想される夕食の妨げにならないよう、子どもの空腹を一時的に充たすだけのごく軽い内容の食事です。ラスクと干しぶどう、ふかし芋とするめ、蒸しパンとおやつ昆布、クラッカーとプルーンなど毎日メニューが決まっていて、園児を別室に集めて食べさせます。
 問題はこの支給基準・方法にあります。仮に夕方6時までの保育で契約していても、その日の仕事の都合や交通事情により親の迎えが6時を過ぎてしまうことは容易に想像がつきます。親の側が予め余裕をもってこうした事態に対処できるよう十分に考えて行動しないと、子どもはしょっちゅう不安な気持でこの時刻を迎えることになります。誰ちゃんのママが見えた。誰くんのパパもお迎えに来た。今度はうちのママかな。あっ、違った。どうしたんだろう。子どもは玄関口ばかり気になって、いても立ってもいられません。