■自分の首を絞める--新釈国語2009/07/20

 結果として自分を苦しめるような愚かしい行為や軽はずみな行為をたとえていう。誰も自分で自分の首を絞めようなどと思って行動を起こすことはない。そうではなくて、楽になろう得をしようと考えるから始めるのである。しかし結果は時に思惑とは逆になり、今以上に苦しく悪くなってしまうことがある。だから用心が肝心なのである。人が用心を忘れ、あまり深く己(おのれ)を顧みることなく、得をしようと欲で物事を始めたとき起こるのがこういう結末である。
 国民に信を問うことなく政争を繰り返す政治家風の輩(やから)、政党の力とタレントの人気を区別できない衰弱頭の政治家、何でもポスターに頼る陣笠議員など、地道な日常活動の不足しがちな人々がテレビ映りのために無理な演技に走る場合はとりわけ注意が必要である。

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