◆日本の政治風土2009/09/02

忘れてはいけないこと(1)

 民主党など野党3党による政権交代が現実のものとなりました。暴力や武力に頼ることなく選挙という民主的な手段によって現政権に退場を命じたのです。私たちの国は経済的には先進国と言われながら、政治的には世界の大勢から遅れた大変後進的な国でした。狭い島国の中で助け合い肩を寄せ合って辛抱強く生きてきたが故の国民性が、いつの間にか大きな変化を望まない方向へと人々の意識を固定させてしまったのでしょう。
 今から141年ほど前の明治維新によって誕生した薩長土肥(鹿児島、山口、高知、佐賀)を中心とする勢力は、自分たちの生活と権益をどこまでも守り通す頑強な官僚組織を東京の霞ヶ関を根城につくりあげてきました。余談ですが、上記4県の今回の選挙結果を眺めると奇妙な符合のあることに気づきます。一度習い性となったものを変えるのは容易なことではありません。それが風土であり気質です。県民性などと呼ばれることもあります。今回の選挙は図らずも、それぞれの地域と霞ヶ関との距離を示す結果にもなったようです。(つづく)

 写真はセンニンソウと呼ばれる蔓性の植物です。節ごとに幾つもの花を付け群がって咲きます。鼻を近づけると、よい匂いがします。学名をクレマチス・テルニフローラ(Clematis terniflora)というそうです。秋、その種子を見ると「なるほどクレマチスの仲間だ」と納得します。

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