○向日葵の種子 ― 2009/09/10
ひまわりには日輪草という、向日葵に劣らぬなかなかの佳名がある。また誰が付けたものかは知らぬが火の車ならぬ日車の称で呼ばれることもある。原因はゴッホならずとも、この形に太陽の炎を連想する人が多いせいだろう。時に20~30センチもあろうかという大輪の花を付け、輪の周りにはあたかも炎のごとき花びらが踊る。この花びらが昨日の写真のようにかなり長く賑やかに見える品種もあれば、今日の写真のように「花びらもありますよ」とまるで幼児の絵のように申し訳程度に添えられる品種もある。
ところで中国の人々は、ひまわりの種子が好物である。よく口に入れて食べている。ということまでは知っていたが、いつもポケットに入れて持ち歩き、人の目の前でも何でも構わず口に入れて噛み砕き、所構わず「ぺっぺっ」と外皮を辺りに吐き散らす様には恐れ入った。特に列車の中でこの光景に出くわしたときは、いくら笑顔で勧められてもその種子を押し戴く気にはなれなかった。
中国原産ではない植物が中国大陸に伝わったとき、人々がその種子に注目した理由は何だったのだろうか。そして、どこからこうした食べ方を学んだものであろうか。ひまわりの種子からは油も採れるのに。気になる。
日車や金の油をしぼるべく 野村喜舟
ところで中国の人々は、ひまわりの種子が好物である。よく口に入れて食べている。ということまでは知っていたが、いつもポケットに入れて持ち歩き、人の目の前でも何でも構わず口に入れて噛み砕き、所構わず「ぺっぺっ」と外皮を辺りに吐き散らす様には恐れ入った。特に列車の中でこの光景に出くわしたときは、いくら笑顔で勧められてもその種子を押し戴く気にはなれなかった。
中国原産ではない植物が中国大陸に伝わったとき、人々がその種子に注目した理由は何だったのだろうか。そして、どこからこうした食べ方を学んだものであろうか。ひまわりの種子からは油も採れるのに。気になる。
日車や金の油をしぼるべく 野村喜舟
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