○秋明菊2009/10/04

 シュウメイギクは、春に咲く黄色のキンポウゲの仲間である。花の色は白と黄色で異なるが、よく見れば確かに似ている。特に茎や葉は見間違うほど似通っている。牡丹もキンポウゲの仲間だからか秋牡丹と呼ばれることもあるそうだ。そこら中に咲いていて栽培種なのか自生なのか区別の付かないことがある。図鑑などには薄紅色の花を付けるものもあると記されているが、まだ目にしたことはない。
 面白いのはキンポウゲの撮影が必ず日の長くなる季節に行われるのに対して、こちらシュウメイギクの撮影は決まって日が短くなる季節であり、それが画面の中に背景として忠実に撮し込まれることである。そのせいか、どの写真を見ても背景は暗い。おそらくこれが、秋明菊という呼称に込められた意味なのだろう。

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