○時鳥草(3)--晩秋2009/11/26

 ちょうど秋の彼岸の頃だったと思う。延び延びになっていた彼岸花の撮影に出かけたら案の定、花は盛りを過ぎていて仕事にならなかった。ところが近所に思わぬものを見つけた。それが今日の一枚を撮影した場所である。おそらくすでに故人となった人が10年も20年も前にどこからか移植したものだろう。主がいなくなっても、土地さえ合っていれば消えることはないようだ。ちょっとした群生地ができあがっていた。


 見つけたときはまだ開花したものが少なかったので後日、出直して撮影した。種子が零れて徐々に拡がったのだろうが、占領する前は一体何が生えていたのだろうか。(撮影日:9月24日)