○今日の月2009/12/31

 多くの人が年一回の初日の出に注目する。寒い思いをしても一目拝みたいと、東側が開けた眺めのよい高台へと向かう。あるいは焚火を囲みながら浜辺で夜明けを迎える人もいる。しかし夜明けは寒い。心底冷える。この時ばかりはマンション住まいも悪くないと思ってしまう。マンションなら東側の窓のカーテンさえ開けておけば炬燵に潜っていても拝むことができる。山へ登る必要も外気に触れる必要もない。

 高層ビルの東側に位置するレストランに早朝営業してもらうのもよいかも知れない。二年参りのつもりで高層ホテルの東側の部屋を予約する手もある。手打ち蕎麦で年を越し、初日の出を拝んだ後はロビーで搗いた餅で雑煮を振る舞ってもらう。どれも我が身には無縁の夢のような話である。

 因みに東京の日の出は6時51分、札幌は7時06分、那覇は7時16分である。千葉と水戸は6時49分、横浜は6時50分、ともに東京より少し早い。不思議な気もするが計算ではそうなるとのことだ。謎解きのヒントは日の出の方角にありそうだ。(「明日の月・元旦の月」へ続く」

 ⇒ http://www.nao.ac.jp/koyomi/ 国立天文台天文情報センター

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック