もめ事や困り事が起きたとき、その問題をどう解決するか問題の本質は何かと考えるのではなく、とにかくマスコミに登場できる絶好の機会と考えて嬉しそうに行動すること。この言葉は「燥ぐ」とも記され、元はからからに乾くことを指していた。いつ頃どんなきっかけでこれに浮かれ騒ぐの意が加わったのか経緯は不明だが、江戸時代にはすでに用例がある。しかし明治の末期近くにも乾燥の意で用いられた例があり、いい気になって大騒ぎしたり・大言壮語することへの転化は大正から昭和・平成に至る100年の中で起きたと推測される。現代においては、劣勢に立たされても政権欲や権力欲が人一倍強い政治家の、行動の一端を示す表現にもなっている。
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