○白蓮(1)--盛夏2009/08/03

 白いハスの花は白蓮(びゃくれん)と呼ばれ、春に咲く白木蓮の異称「はくれん」と区別される。白木蓮の白にも梔(くちなし)の花の白にもどこか厚ぼったいものを感じるが、ハスの花の白蓮にはそうした重たい感じはない。これが、この花の白さの真骨頂であり、汚れのない純真な心の象徴と言われる所以(ゆえん)であろう。
 写真は開き始めて間もないハスの花である。朝のお勤めが「南無妙法蓮華経」と響く本堂の前で運良く目にすることができた。(つづく)

  蓮白しわが行末を想ふとき 瀬川あゆ女

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック