◆大根の話2010/01/23

 大根といっても役者や芝居の話ではない。寒中に収穫する甘く瑞々しい冬大根の話である。まず畑から紹介しよう。すでに多くは昨年のうちに抜き取られて市場に出荷され、自家用と近所用だけが掘り残されている。


 次は販売所の様子である。畑の横に設えた屋根付きの小さな棚に水菜、ネギ、大根、白菜が並んでいる。今朝、分けていただいたのは大根2本、品種はいずれも「秋づまり」である。根首を葉が覆うので寒さに強いと言われている。だが初めにできた長い葉はほとんどが寒気に当たって萎れてしまい、今は後から芽を出した中心部の短い葉っぱだけが付いている。


 大根の丈は右の長い方が75センチ余、左の短い方が70センチもあった。太さも相応に右の方がある。あまり長いので引っ張るだけでは抜くことができず、長芋並みに脇の土を掘ってから抜いたとか。長く太い方をお目にかけられないのはカメラを取りに厨房を出たスキに、あろう事か家人によって切り刻まれ漬物用の短冊にされてしまったためである。


 やや厚めの輪切りにして、そのまま生で囓(かじ)ると実に美味い。ほのかな甘さがある。辛みが欲しいときは皮の引き加減で調節する。大根サラダもお勧めだ。とにかく文句なしに美味い。いくら食べても飽きないし、胃にもやさしい。引いた皮は天ぷらにすれば酒のつまみになる。葉も千切りにした浅漬けに混ぜれば余すところなく使える。もちろん味噌汁の実にもなる。寸分の無駄もない。全て消費できる有難い野菜なのである。

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