■踏み絵--新釈国語2009/07/11

 その人の主義、主張、立場などが本心から出た真のものかどうかを何らかの方法によって試すこと。徳川幕府がキリスト教厳禁政策を確実に実行するため江戸時代を通じて採用した信徒の識別策に由来する言葉。信徒の疑いある人々に命じて役人の面前で聖母マリア像やキリストの十字架像を足で踏ませ、信徒か否かを区別した。
 現代でも、党の政策や人事などに異議を唱えたり造反を主張する党員に対して党議拘束を掛け、議決の際の対応を見て党則による処分を行うなどの例があり、この場合は議決が踏み絵の役割を果たしている。他にも不人気を理由に与党の総裁下ろしや総裁選の前倒しなどを画策する人々に対して野党側が内閣不信任案を提出して賛同を迫り、そうした行動の踏み絵に使うといった新たな事例が予想される。

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