■窮余の策--新釈国語2009/07/24

 追いつめられ、どうすることもできなくなってから苦し紛れに思いつきで行う対策や行動のこと。言葉の意味合いは多分に否定的であり、策を評価しようとする意図は感じられない。時に嘲笑の意が含まれることもある。なお窮には能動的な「きわめる」の意と受け身的な「きわまる、追いつめられる」の意があり、窮尽は前者の例、窮余は後者の例になる。余は「すえ、のち、そのあと」の意であり、窮余は追いつめられ身動きができなくなったそのあとを表している。窮余の一策、窮策ともいう。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック