○待宵草(1)--盛夏2009/07/29

 これまでいろんな花について文献に記録されたこと、花を見て感じたことなどを述べてきた。そうした花の多くは二千年以上も前から日本列島に存在したと考えられているものか、または仏教や漢字などと一緒に中国大陸から渡来したと見なされているものだった。そのためどうしても謎の部分や不明の部分が多くなってしまう。
 ところが今日の写真の花に限って言えば、日本人との関係は150年かそこらしかない。十分の一以下の短さである。にもかかわらず今では3つの呼び名をもつほどの有名な花になってしまった。それらの中には別種の花の名前まで混じっている。何故そんなことになったのか、その理由を考えてみたい。(つづく)

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