◎梅雨入り(6)--アジサイの季節2009/06/11

 この二つ前、(4)でご紹介した藪の中に咲くガクアジサイの一番手前の花はまだ色づく前でした。一方、後ろに棚状に並んだガクアジサイたちはみな色づいていました。周りの花びらのように見える四葩(よひら)の顎だけでなく、中心部の花たちも青赤紫に変わり、小さいながらも開いているように見えます。
 この写真は、そうした時期にあるものを、もう少し近寄って撮影した中の一枚です。雨粒の見える四葩の顎の向こうに丸薬のような粒々の花があり、そのうちの青い粒は大部分が開いて小さな蘂(しべ)を出しているように見えます。ここらあたりが昔で言う大年増(おおどしま)でしょうか。
 なお画面下の白い花は南天、左側の細い葉っぱも南天です。右側の明るい緑の葉は山吹です。芭蕉が詠んだという次の句は案外こうした藪に咲くガクアジサイの景色ではないかと思うのですが、やっぱり素人考えだそうです。宗匠お許しあれ。

  紫陽花や藪を小庭の別座鋪 芭蕉

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