◎漢名探し(4)--アジサイの季節 ― 2009/06/14
仮にどちらも現代人がいうところのアジサイだとして考えてみましょう。家持の歌に登場するアジサイは喩えとして用いられたものですが、諸兄の歌のアジサイはそれを目の前にして詠んだものです。「右の一首は左大臣の味狭藍の花に寄せて詠みたまへる」と明確に記録されています。場所も「右大辨丹比國人真人之宅」とあります。
あぢさゐの八重咲く如く弥つ代にをいませわが背子見つつ偲はむ 橘諸兄
普通、八重咲きとはここに掲載した写真のような花びらの付き方を指します。このあとに掲載するものも八重咲きのアジサイと言えるでしょう。しかし、こんな形状のアジサイがすでに当時からあったのでしょうか。多くの植物図鑑などが解説しているのは昨日の写真に見るようなヤマアジサイか、または先週11日の5回目に掲載したような普通のガクアジサイではないでしょうか。この続きは18時少し前に掲載の予定です。
あぢさゐの八重咲く如く弥つ代にをいませわが背子見つつ偲はむ 橘諸兄
普通、八重咲きとはここに掲載した写真のような花びらの付き方を指します。このあとに掲載するものも八重咲きのアジサイと言えるでしょう。しかし、こんな形状のアジサイがすでに当時からあったのでしょうか。多くの植物図鑑などが解説しているのは昨日の写真に見るようなヤマアジサイか、または先週11日の5回目に掲載したような普通のガクアジサイではないでしょうか。この続きは18時少し前に掲載の予定です。
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。