◆リンゴの話 ― 2010/02/20
先月、「季節外れ」の話をしたばかりである。今頃リンゴの話を持ちだすのは典型的な季節外れと言われそうな気もする。だが青森県りんご果樹課の資料を見ると、今や青森りんごの出荷は一年を通して行われている。しかも1~3月は出荷量の最も多くなる時期である。1月2月3月と尻上がりに増えている。(2006年産実績)
⇒http://atsso.asablo.jp/blog/2010/01/26/4839152 季節外れ
⇒http://atsso.asablo.jp/blog/2010/01/27/4839991 季節外れ 2
⇒http://atsso.asablo.jp/blog/2010/01/28/4841310 季節外れ 3
⇒http://atsso.asablo.jp/blog/2010/01/30/4843865 季節外れ 4
たかがリンゴと思ってはいけない。先月も書いたが、ことリンゴに関する限り食卓における季節感はもはや過去のものとなりつつある。花はともかく季題としてのリンゴの果実は、よほどの工夫や精進がないと佳句には結びつかない。難しい時代を迎えている。
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たかがリンゴと思ってはいけない。先月も書いたが、ことリンゴに関する限り食卓における季節感はもはや過去のものとなりつつある。花はともかく季題としてのリンゴの果実は、よほどの工夫や精進がないと佳句には結びつかない。難しい時代を迎えている。
されどリンゴはりんごであり、林檎である。第一に、その名称からして謎だらけではないか。現代中国では apple は林檎とは呼ばない。どうも苹果 (ping guo) と呼ばれるようだ。耳で聞けば似ている気もするが、漢字・林檎の出自はどうなっているのか気になる。第二に、リンゴが一年中口に入るようになったきっかけは保存技術の進化だろう。さすれば、そこから何か学ぶことがあるはずではないか。
第三に、昨今の学校教育は経済や金融など money に関わることも積極的に子ども達に教えているとか。それならばリンゴの流通は格好の教育材料となるはずだ。収穫されたリンゴがどのような経路をたどって食卓まで届くのか、知ることも悪くない。何よりリンゴは日本人にとって大変馴染みの深い果物である。商売や経営の基本を学んだり、食の安全について考えたりする上で身近な素材となるだろう。ということで、明日からリンゴについて考えてみることにした。(つづく)
☆熟語を読む 未曾有 ― 2010/02/20
【かな】 みぞう
【語義】 過去にその例がないこと。非常に珍しいこと。
【解説】 漢文表現であり、訓読みすれば「未(いま)だ曾(かつ)て有(あ)らず」となる。中国・戦国時代の墨家の思想を説く「墨子」に「緩賢忘士、而能以其國存者、未曾有也」がある。意訳すれば「政策にぴりっとしたものがなく防衛も余り重視されない、そういう国が長く続いた試しがない」と云ったところであろう。曾ては過去のある時、昔の意である。現代では後に否定表現を添えた「かつてない」の言い方が一般的であり、「かつてないほどの大勝利」「いまだかつて負けたことがない」のように用いられる。なお未曾有は漢音ではなく呉音の言葉であり、文字に忠実に付せば「み・ぞう・う」となる。が、それでは発音しにくいため「ぞう」が「ぞ」と短縮され、この音が慣用されている。
【用例】 おそらくこれは盛典としても未曾有、京都から江戸への御通行としても未曾有のことであろうと言わるる。(島崎藤村「夜明け前」)
【語義】 過去にその例がないこと。非常に珍しいこと。
【解説】 漢文表現であり、訓読みすれば「未(いま)だ曾(かつ)て有(あ)らず」となる。中国・戦国時代の墨家の思想を説く「墨子」に「緩賢忘士、而能以其國存者、未曾有也」がある。意訳すれば「政策にぴりっとしたものがなく防衛も余り重視されない、そういう国が長く続いた試しがない」と云ったところであろう。曾ては過去のある時、昔の意である。現代では後に否定表現を添えた「かつてない」の言い方が一般的であり、「かつてないほどの大勝利」「いまだかつて負けたことがない」のように用いられる。なお未曾有は漢音ではなく呉音の言葉であり、文字に忠実に付せば「み・ぞう・う」となる。が、それでは発音しにくいため「ぞう」が「ぞ」と短縮され、この音が慣用されている。
【用例】 おそらくこれは盛典としても未曾有、京都から江戸への御通行としても未曾有のことであろうと言わるる。(島崎藤村「夜明け前」)
◎言葉の詮索 暖か(3) ― 2010/02/19
結局、手元の辞書では疑問を解消することができなかった。「大辞林」の説明は丁寧と云うより饒舌に近く、ますます疑問の深まった気がする。「広辞苑」の説明は的こそ外していないものの、どこかに物足りなさが感じられる。日本語の辞書にありがちな、言葉の本質や背景にあるものを見極めようとする態度に欠ける事例のひとつと云えるだろう。
昔の人はよく「暑さ寒さも彼岸まで」と云っていた。夏の暑さも秋の彼岸を過ぎる頃にすっかり和らいで、逆に暑さが恋しくなるくらいに陽気が変わる。冬の寒さも春の彼岸を過ぎる頃には寒に逆戻りすることもなくなって暖かな春のぽかぽか陽気に変わっている。そんな先人たちの経験を伝える言葉である。この言葉こそ暖かという語の本質、そして秋暖や暖秋があり得ないことを教えてくれる最良の説明ではないだろうか。
暖かとは瞬間的には「大辞林」が云うように「暑くも寒くもなく、また熱くも冷たくもなく、肌に気持ちのよいぬくもりを感じさせる温度」という説明でよい。だが上記の謎に答えるためには瞬間的な暖かさの説明だけでなく、それをいつ感じるかという生身の人間の生活に即した時間的な背景説明が必要である。
人間が暮らすのは真空地帯や実験室の中ではない。暦の変化があり、季節が移り変わる中で暮らしている。環境や時間の変化を忘れた瞬間的な説明では暖かさの本質を見抜くことはできない。だから秋暖や暖秋が仮想であることの説明もできないのである。最後に小子の定義を紹介しよう。
暖かとは、一度寒さや冷たさを経験した後に、ほどよい温もりを感じる程度にまで気温や水温などが上昇するさまを云う。(了)
あたたかと開口音を四つ重ね 佐藤一村
あたたかと開口音を四つ重ね 佐藤一村
☆読めますか? この漢字04 ― 2010/02/19
☆質
1.彼は元々口数の少ない質であったからその時も黙ったままだった。
2.うちの植木屋さんは昔気質の上に職人気質の人だから苦労させられる。
3.総理は野党側の質問に言質を取られまいと例ののらりくらりした口調で答えた。
1.彼は元々口数の少ない質であったからその時も黙ったままだった。
2.うちの植木屋さんは昔気質の上に職人気質の人だから苦労させられる。
3.総理は野党側の質問に言質を取られまいと例ののらりくらりした口調で答えた。
【解説】
1.たち:人が生まれつきもっている性格や体質など。事件や事柄の性格・
性質についても用いられる。「このところ―の悪い事件が続いている」
2.かたぎ:その人の育ち、環境、職業、時代などがその人の気風や容姿などに与える独特の傾向を云う。かつては形気や容気も用いられたが、用法の比重が容姿より気風を主とするようになって気質をあてる傾向が強くなった。
むかしかたぎ:とかく新しいものは遠ざけ常に伝統や慣習を重んじる気風を云う。そのため律義者や頑固者と同義に扱われることも少なくない。
しょくにんかたぎ:職人と呼ばれる人一般に見られる気風を云う。具体的には職人としての自分の技量・腕前に自信があり自分が手がけた仕事に高い誇りをもっているため、安易な妥協を嫌い、金銭面に心を動かされることが少なく、仕事の中身についても選り好みをするといった傾向が見られる。
3.げんち:和製の漢語で、言葉の質(しち)の意。後日の証拠とされるような発言、言葉上の約束を云う。一部には表記どおりの「げんしつ」も行われるが質が「しち」の意であることを踏まえ、「言葉」の省略形「言」の音の「げん」と「ち」を組合わせた「げんち」が一般的となっている。なお「―を取る」の反対は「―を与える」である。
1.たち:人が生まれつきもっている性格や体質など。事件や事柄の性格・
性質についても用いられる。「このところ―の悪い事件が続いている」
2.かたぎ:その人の育ち、環境、職業、時代などがその人の気風や容姿などに与える独特の傾向を云う。かつては形気や容気も用いられたが、用法の比重が容姿より気風を主とするようになって気質をあてる傾向が強くなった。
むかしかたぎ:とかく新しいものは遠ざけ常に伝統や慣習を重んじる気風を云う。そのため律義者や頑固者と同義に扱われることも少なくない。
しょくにんかたぎ:職人と呼ばれる人一般に見られる気風を云う。具体的には職人としての自分の技量・腕前に自信があり自分が手がけた仕事に高い誇りをもっているため、安易な妥協を嫌い、金銭面に心を動かされることが少なく、仕事の中身についても選り好みをするといった傾向が見られる。
3.げんち:和製の漢語で、言葉の質(しち)の意。後日の証拠とされるような発言、言葉上の約束を云う。一部には表記どおりの「げんしつ」も行われるが質が「しち」の意であることを踏まえ、「言葉」の省略形「言」の音の「げん」と「ち」を組合わせた「げんち」が一般的となっている。なお「―を取る」の反対は「―を与える」である。
◎言葉の詮索 暖か(2) ― 2010/02/18
そこで試しに「あたたか」を手元の辞書で引いてみると、次のように説明されていた。いずれも先頭部分の原義と思しき説明だけを転記し、転義などは省いている。
○広辞苑(新村出編 岩波書店 1955.5)気候や温度が暑過ぎずほどよいさま。
○大辞林(松村明編 三省堂 1988.11)暑くも寒くもなく、また熱くも冷たくもなく、肌に気持ちのよいぬくもりを感じさせる温度であるさま。あったか。
○大辞林(松村明編 三省堂 1988.11)暑くも寒くもなく、また熱くも冷たくもなく、肌に気持ちのよいぬくもりを感じさせる温度であるさま。あったか。
これを見てすぐに気づくのは両者の文字数の大きな違いである。「広辞苑」の17字に対し、「大辞林」は3倍の52字を費やしている。しかしそれ以上に、両者には決定的な差がある。前者が「暑過ぎずほどよい」としているのに対し、後者が「暑くも寒くもなく、また熱くも冷たくもなく」とした点には注意が必要である。
なぜなら後者の説明をもし妥当とすれば、秋暖や暖秋もあり得ることになってしまう。すでに述べたように秋暖も暖秋も実際には存在しない、仮想の言葉である。そうした言葉をなぜ聞くことがないのか、この説明から窺い知ることはできない。一方、前者の説明にはこうした疑問の生じる余地がほとんど残されていない。説明を「暑過ぎず」と簡潔にして、秋暖や暖秋の混じり込む余地を排している。(つづく)
暖く乙女椿も焦げにけり 滝春一
☆熟語を読む 進捗 ― 2010/02/18
【かな】 しんちょく
【語義】 物事の進み具合やはかどり具合のこと。
【語義】 物事の進み具合やはかどり具合のこと。
【解説】 この熟語は阜(こざと)偏のチョク(陟)を使う「進陟」が本来の姿である。だが何時の頃からか表記は「進捗」が主流となり、音は「進陟」のものがそのまま生き残って使われている。捗の漢音はホだが、これをシンポと読む人は珍しく、もっぱらシンチョクが慣用されている。また厳密に言うなら字体も一部が改変されてしまった。現在行われているのは正字より1画多い俗字である。正字の旁は止の下が4画ではなく3画であって3画目のヽは打たず、すぐにノを記す。
さらに陟について云えば、この字は降(カウ)と対をなす象形文字である。降が山道をおりてくる形を足の向きで示したのに対し、陟は逆に山道をのぼる形を足の向きで示したものである。つまりシンチョクとはある目標や到達点があって、それを目指して進み昇ることを表現した言葉と云うことができる。なお日本では捗に対し「はかどる」の訓を与えているが、この文字の成り立ちを見る限りそうした意味が入り込む余地は見あたらない。本来の字義は打つである。
さらに陟について云えば、この字は降(カウ)と対をなす象形文字である。降が山道をおりてくる形を足の向きで示したのに対し、陟は逆に山道をのぼる形を足の向きで示したものである。つまりシンチョクとはある目標や到達点があって、それを目指して進み昇ることを表現した言葉と云うことができる。なお日本では捗に対し「はかどる」の訓を与えているが、この文字の成り立ちを見る限りそうした意味が入り込む余地は見あたらない。本来の字義は打つである。
【用例】 平和記念都市建設事業の執行者は、その事業が速やかに完成するように努め、少なくとも六箇月ごとに、国土交通大臣にその進捗状況を報告しなければならない。(広島平和記念都市建設法)
◎言葉の詮索 暖か ― 2010/02/17
寒中には暖かな日射しの降り注ぐ春のような陽気が続いたのに、立春を過ぎてからというもの日本列島はすっかりお日様に見放されてしまった。毎日のように北風が吹き、時には冷たい雨が降り、ところによっては雪や霙(みぞれ)に見舞われる寒い季節に逆戻りしてしまった。せめて言葉の上だけでも、ここらで春の準備をしておきたい。
そう考えていたら今年も法事を知らせる案内状が届いた。立春を過ぎる頃から毎年、この季節になると親戚などから法事の通知が葉書や封書で送られてくる。それらの文面は決まって「春暖の候」という書き出して始まっている。これが秋の法事だと「秋冷の候」に代わる。春暖や暖春は聞くが、秋暖も暖秋も聞いたことがない。暖冬とはいうが暖夏とは云わない。なぜだろう。辞書はこの疑問に答えてくれるだろうか。(つづく)
あたゝかになる日を母のために待つ 栗原米作
☆読めますか? この漢字03 ― 2010/02/17
☆野
1.今年の正月は閑雲野鶴を描いた墨絵の賀状が多かった。
2.運動野とか連合野は頭の中にあるもの、蓮台野は墓地のことらしい。
3.高野豆腐は豆腐を凍らせてつくるので凍み豆腐とか凍り豆腐とも呼ばれる。
1.今年の正月は閑雲野鶴を描いた墨絵の賀状が多かった。
2.運動野とか連合野は頭の中にあるもの、蓮台野は墓地のことらしい。
3.高野豆腐は豆腐を凍らせてつくるので凍み豆腐とか凍り豆腐とも呼ばれる。
【解説】
1.かんうんやかく:閑雲(カンウン)はゆったりと静かに漂う雲、野鶴(ヤカク)は野に遊ぶ野性の鶴を云う。これらは何ものにも束縛されることなく気ままに悠然と生きるさまの象徴とされ、境遇が悠々自適であることの喩えに使われる。
2.うんどうや:大脳皮質の随意運動に関係する領域を指す motor area を日本語化した言葉。野(ヤ)はある範囲を抽象的に示す語として用いられている。
1.かんうんやかく:閑雲(カンウン)はゆったりと静かに漂う雲、野鶴(ヤカク)は野に遊ぶ野性の鶴を云う。これらは何ものにも束縛されることなく気ままに悠然と生きるさまの象徴とされ、境遇が悠々自適であることの喩えに使われる。
2.うんどうや:大脳皮質の随意運動に関係する領域を指す motor area を日本語化した言葉。野(ヤ)はある範囲を抽象的に示す語として用いられている。
れんごうや:大脳皮質の運動野や感覚野の周辺にあって他の神経中枢と連絡を取り合っている神経中枢群 association area を日本語化した言葉。
れんだいの:蓮台はハス(蓮)のうてな(台)のこと。蓮台が並ぶ野中の場所の意で、墓地や火葬場を指す。野(の)は野原や野中の具体的な範囲・広さを示す語として使われている。
3.こうやどうふ:元は寒中の寒さを利用して製造したが今では人工的に一年中つくられている。高野(こうや)は真言宗総本山金剛峰寺のある高野山に由来する名称と云われる。
れんだいの:蓮台はハス(蓮)のうてな(台)のこと。蓮台が並ぶ野中の場所の意で、墓地や火葬場を指す。野(の)は野原や野中の具体的な範囲・広さを示す語として使われている。
3.こうやどうふ:元は寒中の寒さを利用して製造したが今では人工的に一年中つくられている。高野(こうや)は真言宗総本山金剛峰寺のある高野山に由来する名称と云われる。
☆熟語を読む 収斂 ― 2010/02/16
【かな】 しゅうれん
【語義】 多岐にわたる議論がひとつの方向や結論に向かってまとまりつつあること。または、そうした方向でまとまること。
【解説】 収(シウ)は漢音だが、斂(レン)は呉音。いずれもおさめる・あつめるの意があり、収斂は収穫や徴税のほか収縮の意に用いられることもある。また専門用語として医薬、数学、物理の分野でも使われている。
【用例】 米国を含む世界の急速な国際財務報告基準(IFRS)への収斂を受け、2008年にはIFRSの採用に向けた議論が金融庁企業会計審議会で開始された。(日本公認会計士協会報告)
【語義】 多岐にわたる議論がひとつの方向や結論に向かってまとまりつつあること。または、そうした方向でまとまること。
【解説】 収(シウ)は漢音だが、斂(レン)は呉音。いずれもおさめる・あつめるの意があり、収斂は収穫や徴税のほか収縮の意に用いられることもある。また専門用語として医薬、数学、物理の分野でも使われている。
【用例】 米国を含む世界の急速な国際財務報告基準(IFRS)への収斂を受け、2008年にはIFRSの採用に向けた議論が金融庁企業会計審議会で開始された。(日本公認会計士協会報告)
☆読めますか? この漢字02 ― 2010/02/15
☆ 野
1.麻生首相は潔く政権を民主党に譲って野に下るべきだ。
2.やはり野に置け蓮華草は格言などではなく俳句の一部だ。
3.民権論で知られる「朝野新聞」は明治26年に廃刊した。
1.麻生首相は潔く政権を民主党に譲って野に下るべきだ。
2.やはり野に置け蓮華草は格言などではなく俳句の一部だ。
3.民権論で知られる「朝野新聞」は明治26年に廃刊した。
【解説】
1.やにくだる:政権を離れること。政権を手放すこと。
2.のにおけ:自然のままにしておけ。生け花にしたり庭に植えようと思うな。自分のものにしようと思うな。
3.ちょうやしんぶん:明治7年(1874)発刊の政論新聞。主筆・末広鉄腸、社長・成島柳北。朝野は政府と民間、官民の意。
1.やにくだる:政権を離れること。政権を手放すこと。
2.のにおけ:自然のままにしておけ。生け花にしたり庭に植えようと思うな。自分のものにしようと思うな。
3.ちょうやしんぶん:明治7年(1874)発刊の政論新聞。主筆・末広鉄腸、社長・成島柳北。朝野は政府と民間、官民の意。
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