■恫喝 2009--新釈国語2009/06/28

 足腰も内蔵も弱った相手に対し「はい、それじゃあ、これまでですね」と呟くこと。今の政局を解く大きな鍵である。

◎名残のアジサイ(5)2009/06/28

 今日の一枚目は風変わりな品種からお目にかけましょう。全体が毬のように膨らむのではなく、扁平な形をした上に顎もねじ曲がったように付いています。人為の行き過ぎか、天然の変異か、小振りの花が点々と冠のような輪をつくっていました。左側から撮影できればもっとよく分かるのでしょうが、崖になっていて左側には回ることも近づくこともできません。

◎名残のアジサイ(6)2009/06/28

 今日の二枚目は、つい先ほど林の中で見つけたものです。直射日光がほとんど当たらない場所だからでしょうか。純白に近い清々しさがあります。
 最近は白いアジサイも出回り始めています。そうした品種がどちらかというとごく薄い緑色を帯びているのに対し、これは藍色系です。但し色はほとんど感じられません。
 光の乏しい場所でもあるため、空気の流れと露光時間の関係でシャープさは犠牲になっています。次は正午過ぎの予定です。

◎名残のアジサイ(7)2009/06/28

 先ほどの林の入り口近くに咲いていました。ごく短時間だけ日が差しそうな場所です。昨夜雨でもあれば、また違った色を見せてくれたことでしょう。やっぱりアジサイには雨が欲しくなります。次は13時頃の予定です。

◎名残のアジサイ(8)2009/06/28

 手前は最も目にすることの多い普通の西洋アジサイです。その脇にある株は咲き始めが遅く、これから見頃を迎えます。但し晴天と高温が続き雨も降らないと顎も花も埃に汚れ、色が濁って枯れてしまうでしょう。これからの天候が気になります。次は14時頃の予定です。

◎名残のアジサイ(9)2009/06/28

 あっさり系の色が続きましたので次は少し複雑系をご覧に入れます。これも今朝の散歩で見つけたものです。朝から霧が流れていたお陰で、乾いた感じは少し改善されています。それでも雨の後のような、しっとりした感じはありません。次は、がらっと雰囲気を変えてお届けします。15時頃の予定です。

◎名残のアジサイ(10)2009/06/28

 今年はシアンとマゼンタが7対3くらいになる水色系のアジサイを目にする機会がありませんでした。これも散歩の途中で偶然見つけたものです。いつもの散歩コースのつもりでいても路地ひとつ、小道ひとつ違うと家々のアジサイも道ばたのアジサイも色が異なってきます。アジサイは歩くことで発見がある花だ、とつくづく感じた次第です。次は、ちょっと休んで17時過ぎの予定です。

◎名残のアジサイ(11)2009/06/28

 前回、今年は水色系のアジサイに出会っていないと書きましたが今月初めに一株だけ見ていました。お結び型をしたものです。それに比べると今朝のアジサイはシアンの割合がだいぶ少なく、マゼンタの割合も少し減っている気がします。雨上がりと乾いた日との差もあるでしょう。どのくらい違うかは下記のページでお確かめください。

 ⇒http://atsso.asablo.jp/blog/2009/06/08/?offset=5 特集・アジサイの季節(8)

 さて今回のアジサイは最近目にすることが多くなった品種です。額の縁がお椀型をしています。色づき始めから、この次にお目にかけるものぐらいまでが見頃でしょうか。写真はその中間に当たるものです。左側に少し見えている赤紫色の株は既に盛りを過ぎていて、色が濁ったり変色したりしています。次は17時半過ぎの予定です。

◎名残のアジサイ(12)2009/06/28

 前回と同じ品種です。全体に紅色と藍色がはっきり出ています。まだ少し色づきの薄いところも残っていますが、これくらいが最盛期と言えるでしょう。右側に少しだけ顔を覗かせている紅色の株は全体としては盛りを過ぎたものです。所々に加齢というか、時間の経過による色のくすみや濁りなどが現れています。人間と同じかと思うと、愛(いと)おしくなります。次は19時頃です。田園風景の中で咲く、艶(あで)やかなアジサイを予定しています。

◎名残のアジサイ(13)2009/06/28

 紅色系の多くは西洋アジサイです。薄紅色から25日にご紹介したようなかなり濃い色のものまで、比べてみると様々な色のあることが分かります。田圃の畦に咲くこのアジサイには、ほんの僅かですが藍色が混じっています。よく見ると、時間の経過とともに藍色の混じり込む様子が分かります。アジサイの発色には太陽光も関係しているようです。
 同系統のアジサイの集合写真は下記のページでご覧いただけます。他にも可憐な表情を単独でご紹介したページがいくつかあります。お時間があるときに探してみてください。本日の最終回は20時頃の予定です。その前に万葉の花あぢさゐの呼称について考える「アジサイ回顧」が入ります。

 ⇒http://atsso.asablo.jp/blog/2009/06/25/ アジサイの挿し木
 ⇒http://atsso.asablo.jp/blog/2009/06/08/?offset=5 特集・アジサイの季節(9)