■人は落ち目が大事--新釈国語2009/06/14

 人間は落ちぶれたときこそ真に人柄などが現れてその評価が定まるものだから、そういう落ち目に遭遇したら言動に注意し、よく自重して他日を期すことが大事であるということ。政治家など何かと言動に注目の集まる人々が己を戒めるための言葉であり、落ちぶれた際の処世訓でもある。
 また落ち目にある人に対してはどうしても冷淡になりがちだが、そんな場合こそ温かな言葉を掛け、惜しみない援助を与えるべきだということ。情けは人のためならずとほぼ同義の言葉として広く社会一般に行われるべきものである。
 不幸にも不遇の総裁を頂く不人気政党などが総選挙を控えて上は総裁から下は一兵卒に至るまで動揺し狼狽えるのを強く戒める有り難い言葉としても知られるが多くの場合、不勉強の故にか実行する人の少ないことが惜しまれる。

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