特集・アジサイの季節(7)2009/06/08

 ちょっと趣の異なる一枚をお目に掛けましょう。今朝撮影したものです。水が好きな子どもは教師の言いつけも忘れ、この季節でも長い時間水に浸かって泳いでいることがあります。そんな子がプールサイドに上がって、寒さにぶるっと震えたときの顔と唇を思い出します。顎(がく)についた雨粒のせいもあるでしょうか。
 紫という色はシアン(藍)とマゼンタ(赤)の混合によってつくられます。赤い唇が水という冷たい青で冷やされてこんな色に変わったのを見ると、何となく紫の秘密が分かったような気になるから不思議です。
 なお紫陽花には有毒成分が含まれています。半可通な料亭などで稀に刺身の盛りつけに紫陽花の葉を利用しているのを見ることがあります。見た目には涼しくても、こちらは絶対に有ってはならない、背筋が寒くなるような困った話です。

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