◎食中毒--アジサイの季節2009/06/09

 昔から綺麗な花には毒があるといいます。しかし、いくら何でも紫陽花の花を食べる人はいないでしょう。決して食欲をそそられるような形でも色でもないからです。ところが春先の紫陽花の芽はまるで芽キャベツのような可愛い形をしていて、柔らかそうで色も美味しそうに見えるから不思議です。確かに思わず食べてみたくなります。この芽キャベツ君が成長すると大きな葉っぱになります。その先に花芽があると花が咲きます。
 この季節、各地の創作料理店などに足をお運びになる紳士淑女の皆さんも多いかと思います。お出かけ前に紫陽花の葉っぱをご覧になり、しっかりと脳裏に刻みつけておかれるよう強くお勧めいたします。昨日もご紹介したように紫陽花は有毒性の植物です。ゆめゆめ「味彩」などという店名や料理名と有毒植物の紫陽花とを混同してはなりません。無闇に食通ぶって食べ慣れぬ苦いものに箸をお向けになるのも止めましょう。
 この記事が紫陽花中毒の防止に役立てば幸いです。もし毒性に疑念をお持ちの場合は下記の医薬品情報「紫陽花葉(Japanese hydrangea)の毒性」をお読みになるとよいでしょう。原因の追及にはまだ課題もありそうですが毒性のあることだけは確かです。

 http://www.drugsinfo.jp/2008/07/13-221330(調査報告・古泉秀夫)

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