■ガバナンス--新釈カタカナ語 ― 2009/06/26
統治と翻訳されることが多い。本来の意味は政治的権力を行使して国家・地域とその住民の諸問題を調整管理し、円滑な市民社会が営まれるようにすること。例えば government と言えば政府や政府機関を指す。しかし日本では何故か行政面ではなく、専ら企業経営に関連して用いられる言葉となっている。そのため正確にはコーポレート・ガバナンス corporate governance とすべきであるが最近は単独で用いて、これに「企業統治」の訳語または説明を付記した記事も見かける。この場合の意味は、企業などの民間組織を経営する上においても株主や従業員の利益のみを追求するのでなく、市民と同様に法令の遵守に努め、社会的な利益にも配慮し、決して反社会的な行為は犯さない仕組みをつくりあげることである。これは経営者が企業経営においても一般市民と同等の規範意識が求められることを意識し始めた証拠とも言えるが、単にマスコミや消費者などの追及から逃れるための方便に過ぎないという指摘もある。governance(英語)
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