■手段を選ばず--新釈国語2009/07/06

 手段とは、目的をとげるために採用する様々な方策のこと。手段を選ばずは、目的のためなら何でもすることをいう。来期も引き続き社長の職を続けたいと強く願う人が他の役員に金品を渡して自分を推してくれるよう頼み込む、有力候補を追い落とすために悪い評判を流すなど、時には法に触れるようなことまで行ってしまう。多くは哀れなサラリーマンか政治の世界の話であり、サラリーマンには学長も理事長も組合長も会長も月給をもらう人はみな含まれる。そうまでして「長」になりたいのか、「長」とはそれほどまでに魅力あるものなのかと不思議でならない。「○○褒章がもらえる」などと真顔で言われると返す言葉がない。政治の世界については項を改めて触れることにする。

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