■仏の顔も三度--新釈国語2009/07/17

 仏の顔も三度撫づれば腹立つる、を略した言葉。普段どんなに優しく性格が穏やかで滅多に腹など立てたことのない人でも、道理に合わない無法無体を重ねられれば、仕舞いには怒り出すことをいう。仏は柔和で慈悲深く滅多なことでは腹を立てない人を象徴的に表す言葉。三度には三度目の正直などと同様、2回くらいは大目に見ようという日本人の鷹揚さ・寛大さが表れていると見ることもできるし、数字が表す回数よりも度重なることへの苛立ちが表れているとみることもできる。この言葉は西暦2006年秋から、日本の与党が国民に信を問うことなく年中行事のように総理大臣の入れ替えを始めて急速に広まった。

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