■大局観--新釈国語 ― 2009/07/13
経済情勢など変動や変化のある事柄について個々の指標や動きだけでなく関連する様々な要因や事象全体に広く目を配って把握し、その成り行きを見定めること。大局は囲碁の世界から出た言葉で、盤面全体の形勢をいう。観は文字通り、目に映った印象や目に見える物事の状態・様子を指す言葉であるが広く、物事の見方や考え方を示すときにも用いられる。株式や為替など相場の変動が激しい世界では大局観はとりわけ大事なものとされ、これを誤って一時的な綾戻しや綾押しに惑わされると大きな痛手を被る。
政治の世界においても同様で、とりわけ定期的な選挙の洗礼を受ける党勢の分析にはこれが欠かせない。政党指導者には現状が上昇傾向にあるか、その逆の下降気味か、足踏み状態かといった判断を大きな流れの中で的確に下すことが求められ、その判断に基づく迅速な対応が不可欠である。特に下降局面においては傾斜の角度と速度の見極めが重要であり、これを誤ると手遅れがひどくなって党勢を一層の衰退に導く。
政治の世界においても同様で、とりわけ定期的な選挙の洗礼を受ける党勢の分析にはこれが欠かせない。政党指導者には現状が上昇傾向にあるか、その逆の下降気味か、足踏み状態かといった判断を大きな流れの中で的確に下すことが求められ、その判断に基づく迅速な対応が不可欠である。特に下降局面においては傾斜の角度と速度の見極めが重要であり、これを誤ると手遅れがひどくなって党勢を一層の衰退に導く。
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