■浮き足立つ--新釈国語 ― 2009/07/13
お化けの出没や敵の攻撃など身の危険を感じる噂が広まり、じっとしていることができずにそわそわしたり、不安に耐えきれなくなって泣き出したり、逃げ腰になること。浮き足は、身体が胸の辺りまで水に浸かると浮力のために足が底を離れてふわふわし、歩きにくくなるさまをいう。こうした状態では一定の場所に立ち続けることが難しく溺れるかも知れないと感じてその場から逃げ出そうとするため、転じて逃げ腰の意にも用いられる。相撲では、勝負間際に力士の身体が大きく反ったり投げられたりして片方の足が土俵から離れた場合の宙に浮いている側の足を指す。また株式相場などでは景気に対する見方の対立から相場が激しく上下する意にも用いられる。
なお政界では衆議院議員の失職を意味する解散やその噂が伝えられた後の議員の心理状態を表す語としても知られ、万歳を叫んで国会議事堂を去る瞬間まで同様の状態が継続する。
なお政界では衆議院議員の失職を意味する解散やその噂が伝えられた後の議員の心理状態を表す語としても知られ、万歳を叫んで国会議事堂を去る瞬間まで同様の状態が継続する。
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