○白梅日記092010/01/13

 今日は夜が明ける前に、東の空から細い月が昇りました。よく晴れた一日でした。しかし西北から冷たい風が絶え間なく吹いていて、暖かいと感じたのは月の出から日の出の頃と、昼過ぎの一時(いっとき)だけでした。それでも昨日お目にかけた近くの枝の姉花は朝からそわそわしてお披露目の準備に追われていました。


 どの枝にも開花一番乗りの兄姉がいて、老主人はまるで賤ヶ岳七本槍のようだと喜んでいます。が、私たちには何のことやらさっぱり分かりません。一斉に咲き始めた10日には3輪が競い、その後を4輪が追って、さらに写真の姉花が続きます。他にも我先にと開花を急ぐ兄姉が大勢います。きっと大寒の頃には枝という枝に白妙の花々が咲き揃うことでしょう。

  隈ぐまに残る寒さやうめの花 蕪村

 ただ、あまり急ぐのも考え物です。蜂も飛ばない寒い時期に無理をして咲いても、実を結ぶことができないからです。白妙の重ねの花びらを褒めそやされるのも悪くはありませんが、枝先の蕾に生まれた以上やはり最後は見事に実を結んで生涯を閉じたいものだと私たちの枝では話し合っています。


コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック